抗うつ剤であがり症を克服する時の注意点

Posted under あがり症, 克服 by あがり症 on 土曜日 25 10 月 2008

「抗うつ剤」はあがり症の克服に対して使用されていますが、全ての「抗うつ剤」があがり症の克服に対して効果があるとは限りません。
例えば従来から多く使用されてきた「三環系抗うつ剤」と呼ばれる薬は、あがり症など「社会不安」に対しては効果が薄いと言われています。

あがり症の克服に使用される抗うつ剤は「SSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)」と呼ばれる比較的新しいタイプの薬です。
この薬の特徴は、従来の抗うつ剤が様々な神経伝達物質に作用するのに対し、セロトニンと呼ばれる神経伝達物質にのみ作用することにあります。
セロトニンは心理的な障害に最も関わりが深いとされる神経伝達物質で、SSRIは神経の終末部分でセロトニンの量を正常に近い量にする効果があります。

SSRIはこのようにピンポイントで神経に働きかけることに加え、副作用も少ないとされています。
さらに、この「SSRI」という薬は「うつ」の治療だけでなく、「パニック障害」や「強迫性障害」の不安を抑える効果もあることから、様々な場面で処方されています。

抗うつ剤を日常的に使用するためには、医師の指示に従い、多くの点に注意しなければなりません。
抗うつ剤の服用の場合は、β遮断薬と異なり、処方期間が短時間で終了せずに、少なくとも半年から一年、場合によっては数年以上にかけて続ける必要があります。
また、数ヶ月の服用のおかげで効果が現れたとしても、そこで満足して服用を止めてしまってはいけません。
突然の服用中止はリバウンドの症状が発生することもあるようです。

抗うつ剤の使用については注意点が多いこともありますし、必ず医師の処方に従うことが必要になります。
そして、抗うつ剤を使用したあがり症の克服には心理的なサポート、つまり心理療法も併用して行いましょう。

精神安定剤や抗うつ剤であがり症を克服

Posted under あがり症, 克服 by あがり症 on 金曜日 10 10 月 2008

「精神安定剤」を服用することであがり症を克服することが可能です。
その精神安定剤の中でも最も多く用いられているのは「ベンゾジアゼピン」という薬です。
「ベンゾジアゼピン」はあがり症など、不安を原因とする症状や、筋肉の硬直などの「身体反応」に対して高い効果を発揮します。

しかしながら、この薬を服用しても、他人と積極的に関われるようになったり、他人の視線に対してたじろがずに行動できるようになったりということはできません。
つまり、一時的な不安を取り除くことは可能なのですが、行動様式を変えるまでの効果効用はないのです。
また、あがり症を克服するためにベンジゾアゼピンを服用し、その服用を途中でやめてしまうと、より強い不安を感じてしまうこともあります。
つまりは、リバウンドとしてあがり症の症状が以前よりも強くなってしまうということもあるのです。

さらに加えてこの薬は依存性が高いため、長期間にわたって服用し続けると効果が薄れていくという欠点もあります。
上記のうような理由から最近では、ベンジゾアゼピンがあがり症の克服に対して処方されなくなってきました。
現在では、あがり症よりも症状が重いとされる「社会恐怖」という精神疾患の患者に対してのみに処方されるようになりました。

「抗うつ剤」もあがり症の克服に効果があるといわれています。
抗うつ剤はネガティブな考え方や不安な感情、不自然な行動などあらゆる症状において、効果が期待できるからです。

β遮断薬であがり症を克服する時の注意点

Posted under あがり症, 克服 by あがり症 on 金曜日 3 10 月 2008

「β遮断薬」であがり症を克服する場合に、様々な注意点があります。
「β遮断薬」には心臓障害の一部、ぜんそくなどの薬との併用においてタブー(禁忌)がありますので、必ず医師の指示に従って服用しなければなりません。
また、あがり症克服には強い効果が期待できますが、「内気」や「全般性社会恐怖」には効果がまったく無いということも理解しておきましょう。

この薬の特徴のひとつである即効性があるため、不安をもたらす状況になる約1時間前に服用すればいいようです。
事前に開始時刻が分かっているような講演会や演奏会などが始まる前に、あらかじめ薬を服用しておくのです。
不安を感じる1時間程度前に、医師から指示された量を服用することで、効果が数時間にわたって現れます。
また、定期的にこの薬を服用することで、しだいに薬の必要性を感じなくなって、薬に頼らなくてもあがり症にならずに済むようになることも多いようです。

薬を服用しながらであっても、不安を感じる状況にしだいに慣れていき、やがて薬なしでも緊張する場面に対応できるようになるようです。
つまり、あがり症を克服するためにβ遮断薬に過度に依存してしまう危険性はあまり高くない、ということです。

「β遮断薬」の使用状況は国によっても様々で、例えばおフランスでは「一時的な感情の高ぶりの結果、動悸や心拍数などに障害が発生した時」の服用に限られています。
一方で、アメリカにおける使用状況は広く一般化しています。
プロミュージシャンのうち、約3割ものミュージシャンがコンサート前に服用しているというデータなどもあります。
また、その30パーセントの人達の70パーセント以上が医師の指示によってではなく、自己判断によって服用しているそうです。