エクスポージャー法であがり症を克服(3)

Posted under あがり症, 克服, 治療 by あがり症 on 月曜日 8 12 月 2008

「エクスポージャー法」であがり症の克服に取り組む時、エクスポージャーを行った後は、その結果を細かく評価することが大切になります。
効果・結果を細かく評価して、あがり症を各段階に分けて克服していくのです。
この時、一段目の目標を決して高くしすぎず、ステップを上げていくことが重要になります。

例えば、人前で話をすることが全くできない人に対して「10分間、人前で落ち着いて冗談交じりに話をすること」という目標を設定することには相当無理があります。
こういった高い目標設定をして、エクスポージャー法を行ってしまうと、あがり症に悩む人が、自分の結果を低く評価してしまい、さらに自信を失ってしまうことにつながりかねません。

このようなケースの場合、最初の目標設定は「小さな声で質問してみる」とか、「他人の意見に対して賛成の意思を上手に示す」ということぐらいが適当でしょう。
この段階では、内容はどうであれ実際に人前で話ができたかどうか、ということが重要になってくるからです。
このような小さな経験を積み重ねることによって、あがり症に対する不安が少しずつ和らいでいきます。
落ち着いて話ができるようになるには、もっと多くの経験を積んでから、段階的に挑戦していきます。

多くの時間をかけて最初に設定した目標が達成できるようになると、それ以外のことについても自発的にエクスポージャーできるようになってきているはずです。
このようになればしめたもの、飛躍的にあがり症の症状は克服され、人前に出て話をすることにも少しづつ抵抗が無くなってくるはずです。

おススメサイト;FXなら・・・

エクスポージャー法であがり症を克服(2)

Posted under あがり症, 克服, 治療 by あがり症 on 火曜日 2 12 月 2008

前回、「エクスポージャー法」の前段階の準備において、問題点をはっきりさせて難易度順に並べ替えることは、あがり症の克服への第一歩となる、とご紹介しました。
この時、もうひとつ大切なことがあります。
自分が不安を感じてしまう状況について、細かい細部まで正確に記録しておくことが重要です。

例えば、自分が不安を感じてしまう相手の身分や性別、年齢、事前に予想がつく状況かどうか、何人くらいを相手に話しをする時かどうか、などなどです。
これらの要素は、本人のあがり症の度合いを左右する大きなファクターとなるからです。

「エクスポージャー法」の実践は、難易度順に並べられた事項について精査して、易しいこと(ハードルの低いところ)から克服していきます。
易しい事項については比較的簡単にクリアしていけると思います。
しかし、本人が長期間にわたって避けていた状況や、過去に一度も遭遇したことのない困難な状況については、克服するまでに長時間かかることが予想されます。

「エクスポージャー法」の最大の目的は、あがり症の人にあがってしまう状況を克服し、本人に自信をつけさせることにあります。
そのため、同じような状況について、1度だけでなく何度も繰り返し行うことが重要になってきます。
不安を感じる状況を克服するたびに、難易度を1ランクずつアップしていきます。
この時、これまでの不安が半減すると感じるくらいまでになったら、ランクアップしていきましょう。
あまり早い段階で難易度を上げてしまうと、その後の効果は半減してしまいます。
あがり症の克服には長時間必要なことを考慮しながら、じっくり取り組んでいきましょう。

エクスポージャー法であがり症を克服(1)

Posted under あがり症, 克服, 治療 by あがり症 on 土曜日 22 11 月 2008

「エクスポージャー法」という方法で、あがり症を克服するためには、まず問題点をはっきりさせることが大切になってきます。
果たして自分がどのような状況に置かれるとあがってしまうのか、といことを整理することが、あがり症の克服への第一歩となります。

少したとえ話で考えてみましょう。
あなたは、ひどく散らかった家があって、その家を片付けなくてはならないとします。
「この家をどうにかして片付けなければならない」という対象として見ている限り、どのように手をつけていいのか分からず途方にくれてしまいます。

しかし、「この部屋から片付けてしまおう」とか、「このあたりから手をつけよう」などと、問題を細分化してとらえることができれば、効率的に家を片付けることができるようになるでしょう。
あがり症の克服についても同じことが言えます。

あがり症の人が治療を受ける際、自分の抱えている問題を上手に説明できなくて途方にくれてしまう人が多いようです。
「とってもあがり症なのです」と言われても、治療者はどこから手を付けていいのか分かりません。
「あがり症なのです」ではなく、「いつ、どこで、誰と、何をしている時に」あがってしまうのか、問題点を整理することから始めましょう。

そして、自分がどのような状況に置かれるとあがってしまうのか、そしてまた感じる不安の強さの順にリストアップしていきます。
嫌でも何とか立ち向かうことのできる状況はどれか、いつも必ず避けてしまうほど不安の大きい状況はどれか、ということを整理していきます。
これらの作業は「エクスポージャー法」を実践する前段階の重要な作業となります。

心理療法であがり症を克服

Posted under あがり症, 治療 by あがり症 on 水曜日 5 11 月 2008

あがり症を薬物療法で克服には、その治療に加えて心理療法の併用が望ましいと言われています。
その心理療法の目的は、あがり症を克服しようと薬物療法を行っている人に対して精神的にバックアップし、的確なアドバイスを行うことです。
このことは薬剤に期待できる効用は、あがり症という障害を取り除くことではなく「あがってしまう」という不安を軽くすることだけだからです。
また短期間では薬物療法のほうが高い効果が得られたが、長期間にわたる効果は心理療法のほうが高いという報告もあるからです。

薬物療法による効果は、あがり症という「社会不安」を乗り越えるきっかけを作ることにあります。
しかし、同じような状況に遭遇するたびに繰り返される「あがり症」という症状は大きく心に根付いているため、これを完全に取り除くためには薬だけでは不可能なのです。
あがり症を完全に克服するためには、別の考え方や行動様式を身に付けることが重要になってくるのです。
そのためにも、心理療法は非常に重要な手段と考えられています。

それでは「心理療法」はどのように行われるのでしょうか。
心理療法では「あがり症」に悩む人が、「あがってしまう」状況に自ら積極的に立ち向かうようにサポートしていくことになります。
重要になってくるポイントは、苦手な状況から逃げ出さないこと、ものの見方や考え方を変化させること、上手なコミュニケーションの仕方を学ぶことです。
「心理療法」においては、薬物療法を併用するか否かに関わらず、このような方法で行われているようです。

あがり症を屋物療法で克服!?

Posted under あがり症, 克服, 治療 by あがり症 on 月曜日 1 9 月 2008

薬物を使ってあがり症を克服する方法があります。
薬物というと少し大袈裟な気もしますが、つまり薬を服用してあがり症を克服しようとするものです。
その薬物療法のひとつに「向精神薬」を服用する方法があります。
「向精神薬」とは精神安定剤や抗うつ剤、鎮痛剤や睡眠剤のことをいい、中枢神経系に作用して精神に影響を及ぼす薬のことを指します。

これらの効用は、現在の状況を変えて、あがり症克服に向けて治癒をしていく「きっかけ」を与える、というものです。
つまりは、薬物を服用するだけでは「あがり症」を克服することはできないということです。
そのため、薬物療法を施す場合には薬の効果を高めたり、薬の服用を止めたりしたときの再発を防ぐために、心理療法との併用が望ましいといわれています。

「向精神薬」の使用上の注意点は沢山あって、まず第一に、医師によって定められた服用量を必ず守ることです。
そして、あらかじめ服用する期間を決めておき、その薬の効果が現れているかどうかを定期的に医師に診断してもらうことも必要です。
副作用がひどい薬は避けたほうがいいようですが、副作用と効果のバランスを考えて服用を検討しましょう。
医師の診断のもと、その薬が本当に必要かどうかよく吟味して、薬が必要な効果をもたらす場合にのみ服用しなければなりません。

効果があまり期待できないのに、長期間にわたって薬物を服用し続けることは、むしろ害となります。
薬物治療は、心理療養を併用して始めて効果が現れるといいます。
そのため、薬物を服用する時は心理的なサポートを併せて行い、定期的に医師に診断して、本格的な心理療法を採用すれば、薬物による効果は大きくなることでしょう。